ズボラでも友達を呼べる!無理なく続ける「見せる」片付け習慣
友達が来ても慌てない部屋を目指す「見せる」片付け習慣とは?
「部屋が散らかっているから友達を呼べない…」
あなたはそう感じたことはありませんか?都内で一人暮らしをしていると、つい物を増やしてしまったり、忙しさから片付けが後回しになったりして、気づけば部屋が残念な状態になっていることもあります。
でも、「完璧に片付けられた美しい部屋」を目指すのはハードルが高いと感じますよね。「ズボラだから」「面倒くさいことは続かない」と諦めてしまう気持ちもよく分かります。
この記事では、そんなあなたのために、完璧な片付けではなく「友達が来てもそこそこ大丈夫」な状態をキープできる、「見せる」片付け習慣と仕組み作りをご紹介します。
「見せる片付け」とは、文字通り、人目につく場所だけでもキレイに見せることで、急な来客でも慌てない部屋を作る考え方です。すべてを完璧にする必要はありません。特定の場所だけ、あるいは一時的に「見えなくする」工夫をすることで、部屋全体の印象はグッと良くなります。
これならズボラさんでも、心理的な負担が少なく始められるはずです。
なぜズボラさんの部屋は「友達を呼びにくい」状態になりやすいのか
友達を呼びにくいと感じる部屋には、いくつかの共通点があります。
- 「一時置き」が常態化している: 帰宅してついソファにカバンや上着を置いたまま、郵便物がテーブルの上に積み上がっているなど、使うかもしれない・後で片付けようと思って置いた場所が、そのまま物の定位置になってしまう。
- 完璧を目指しすぎるあまり、何も手につかない: どこから手を付けていいか分からず、「どうせやってもすぐに散らかる」と考えてしまい、結局片付けを始められない。
- 隠す収納が少ない、あるいは使いにくい: 物を収納する場所が足りない、あるいは収納の仕方が複雑で、出すのは簡単でもしまうのが面倒になってしまう。
- 「見せる場所」への意識が低い: 自分一人しか見ないからと、玄関やリビングの中心など、人が最初に目にする場所が散らかったままになっている。
これらの課題を解決するために、「見せる」片付けは有効です。完璧を目指すのではなく、「人に見られても大丈夫なレベル」に焦点を絞ることで、片付けのハードルを下げることができます。
これだけやればOK!「見せる」ためのピンポイント片付け習慣レシピ
まずは、人目につきやすい場所から手をつけてみましょう。すべてを片付ける必要はありません。以下の場所を意識するだけで、部屋の印象は大きく変わります。
レシピ1:玄関は「たたき」を常にキレイに
玄関は、お客様が最初に足を踏み入れる場所です。たたきに靴が出しっぱなしになっていたり、不要な物が置いてあったりすると、一気に生活感が出てしまいます。
習慣化のコツ:
- 帰宅したら靴は一足だけ: 履いてきた靴以外は、シューズボックスにしまうことを徹底します。
- 郵便物はすぐに処理: 玄関に置いてある郵便受けや一時置き場から、リビングなどに持っていく際に、不要なチラシはすぐに捨てる、必要なものだけ仕分けする習慣をつけます。
- たたきは週に一度拭く: ほうきで掃き掃除をするか、フローリングワイパーなどで簡単に拭くだけでも、見た目がきれいになります。
レシピ2:リビングテーブルの上は常にクリアに
リビングテーブルは、部屋の中心であり、会話をする際にお客様の視線が集まる場所です。リモコンや雑誌、飲み終わったコップなどが置きっぱなしになっていると、散らかっている印象を与えてしまいます。
習慣化のコツ:
- テーブルを立つ時に「ついでに」片付ける: 飲み物を飲み終わったらコップをキッチンへ持っていく、リモコンは定位置に戻すなど、「テーブルから離れる行動」とセットで片付けを行います。
- 一時置きボックスを活用: テーブルの上で使う小物(リモコン、ティッシュ、充電器など)は、デザイン性の高いボックスやバスケットにまとめて入れておきます。これなら、テーブルの上はスッキリ見えつつ、必要なものはすぐに取り出せます。
- 寝る前にリセット: 1日の終わりに、テーブルの上にあるものを全て定位置に戻す、あるいは一時置きボックスに入れる習慣をつけます。「寝る前〇分」と時間を決めると取り組みやすいです。
レシピ3:ソファ周りは「投げ込み収納」でスッキリ
ソファの上や周りには、クッション、ブランケット、読みかけの本などが置かれがちです。これらも散らかって見える原因になります。
習慣化のコツ:
- 大きなバスケットやボックスを用意: ブランケットや読みかけの本、脱いだ上着などは、ソファの横に置いた大きなバスケットに「投げ込む」だけ。これならしまう手間がかかりません。
- クッションは整える: 座った後や席を立つ際に、クッションの形を整える習慣をつけます。たったこれだけですが、ソファが整っていると部屋全体が片付いて見えます。
見た目を良くする「隠す」でもOK!一時的な「見えない」工夫
すべてを完璧に収納する必要はありません。急な来客時などにサッと「見えない状態」にするための工夫も有効です。
レシピ4:隠したい場所は「おしゃれな布」で目隠し
物の山ができている棚や、どうしても片付けが追いつかない場所は、大きめの布やブランケットでサッと隠してしまいましょう。
工夫のコツ:
- おしゃれな柄を選ぶ: 部屋の雰囲気に合う色や柄の布を選ぶと、インテリアの一部として馴染みます。
- クリップやフックで簡単に設置: 画鋲や粘着フックを使えば、壁や棚に簡単に固定できます。
- 完全に隠さなくてOK: 裾が床につかない程度に短くしたり、完全に覆わず一部だけ隠したりしても効果があります。
レシピ5:投げ込みOKの「蓋つきボックス」を活用
細々とした物や、すぐに片付けられない物は、蓋つきのボックスにまとめて入れてしまいましょう。
工夫のコツ:
- デザイン性の高いものを選ぶ: 部屋に出しっぱなしにしても気にならない、おしゃれなデザインのボックスを選びます。
- 中身を決めすぎない: 「文具用」「書類用」など細かく分けず、「リビングで使う物」「後で片付ける物」など大まかに決めておくと、投げ込みやすくなります。
- 置き場所を決める: ボックスの置き場所(例: テレビボードの下、棚の隅)を決めておくことで、散らかったものをサッとしまえます。
ズボラでも無理なく続けるための習慣化のヒント
「見せる」片付けを継続するためには、頑張りすぎないことが重要です。
- ハードルを極限まで下げる: 「〇分だけ」「〇個だけ」など、短時間・少量から始めます。例えば、「帰宅後、玄関の靴を1足だけしまう」といったように、最初の一歩を小さく設定します。
- 「ついでに」片付ける: 普段の行動に片付けを組み込みます。「トイレに行ったついでに床のゴミを拾う」「お風呂に入る前に脱いだ服を洗濯カゴに入れる」など、無理なく行動できます。
- 目標を「友達を呼ぶこと」に設定する: 綺麗になった部屋に友達を呼んで楽しむことを想像すると、モチベーションを維持しやすくなります。具体的な日程を決めるのも良いでしょう。
- 完璧主義を手放す: 部屋の一部が散らかっていても気にしすぎないことです。大切なのは、人に見られる場所だけでも意識して整えること。自分を責めず、「できたこと」に目を向けてください。
まとめ:小さな習慣で「いつでも人を呼べる部屋」へ
ズボラさんでも友達を呼べる「見せる」片付け習慣は、すべてを完璧にすることを目指しません。
玄関、リビングテーブル、ソファ周りなど、人目につく場所を意識して整えること。そして、サッと「見えない」状態にできるような一時的な工夫を取り入れることから始めます。
「〇分だけ」「〇個だけ」「〇〇のついでに」といった小さな行動から始めて、それを習慣にしていきましょう。完璧を目指さず、「これならできる」というレベルから始めることが継続の鍵です。
これらの小さな習慣と仕組み作りを続けることで、あなたは自信を持って友達を部屋に呼べるようになるはずです。今日からできることから、ぜひ試してみてください。