「毎日ひとつ」でOK!ズボラさんが「溜め込みグセ」をなくす手放し習慣レシピ
「いつの間にかモノが増えてる…」その悩み、ズボラさんによくあります
「片付けなきゃ」と思っていても、なかなか重い腰が上がらない。一度頑張ってきれいにしても、すぐにまた物が増えてごちゃごちゃしてしまう。都内で働く20代後半のあなたも、そんな経験があるかもしれません。
特に、使っていない物や「いつか使うかも」と思う物が溜まっていく「溜め込みグセ」に悩んでいる方もいるのではないでしょうか。まとめて片付けようとすると、時間もかかるし、何から手をつけて良いか分からず、結局後回しにしてしまいがちです。
この記事では、そんなズボラさんでも無理なく続けられる、「溜め込みグセ」をなくすための簡単な習慣をご紹介します。それは、「毎日ひとつ」だけモノを手放す、というシンプルな習慣です。
なぜモノが溜まるのか?「捨てる」ハードルが高いから
部屋にモノが増えてしまう大きな原因の一つは、「捨てる」ことのハードルが高いと感じていることにあります。
- 時間がかかる: 何を捨てるか考え、分別し、捨てる場所まで持っていく…意外と手間がかかります。
- 判断に迷う: 「これはまだ使える」「思い出がある」「高かったから勿体ない」など、手放すかどうかの判断に迷い、結局残してしまいがちです。
- 心理的な抵抗: モノを減らすこと自体に寂しさを感じたり、失敗したくないという気持ちがあったりします。
これらの理由から、「よし、今日はまとめて捨てるぞ!」と気合を入れても、始めるまでに時間がかかったり、途中で挫折してしまったりすることが多いのです。
解決策は「毎日ひとつ」手放す習慣
そこで提案したいのが、「毎日ひとつ」だけモノを手放す習慣です。大掃除のように大量のモノと向き合う必要はありません。ただ、毎日「ひとつ」だけ、あなたの部屋から旅立たせるモノを決めるのです。
この習慣のメリットは、その圧倒的なハードルの低さにあります。
- 時間がかからない: 毎日ひとつだけなら、探し回る必要もなく、判断にかける時間もわずかで済みます。
- 迷いにくい: たったひとつを選ぶだけなので、「どれにしよう…」と深く悩むことが少なくなります。
- 心理的な負担が少ない: 大量のモノと向き合うプレッシャーがありません。
この小さな一歩を毎日続けることで、着実にモノの絶対量を減らし、「溜め込みグセ」そのものに変化をもたらすことができるのです。
ズボラさん向け「毎日ひとつ手放す」習慣の始め方レシピ
では、具体的にどのようにこの習慣を始めれば良いか、ズボラさんでも取り組みやすいレシピをご紹介します。
ステップ1:完璧を目指さない、目についたものでOK
「今日はこれを手放そう!」と意気込んで、家中を探し回る必要はありません。朝起きて目についた物、仕事から帰ってきて手に取った物、休憩中にふと目に入った物など、その時に「これ、もういらないな」と感じた物で構いません。
探す手間を省くことで、「手放す」という行動そのものへのハードルがぐっと下がります。
ステップ2:判断基準はシンプルに「今の自分は使っているか?」
手放すかどうかの判断は、深く考えすぎないのがコツです。基準は「今の自分が、これを日常的に使っているか?」という問いに「YES」と答えられるか、だけに絞り込みましょう。
「いつか使うかも」「高かったから」といった理由は一旦脇に置きます。もちろん、どうしても手放せない大切な思い出の品などは無理に手放す必要はありません。あくまで「これはもう使わないな」と比較的簡単に判断できる物から始めます。
ステップ3:迷ったら「一時的な避難場所」も活用
「捨てるかどうか、どうしても迷う…でも今日の『ひとつ』は決めたい」という時は、「一時的な避難場所」を作るのも一つの方法です。例えば、段ボール箱や特定の引き出しを「迷い箱」とし、今日手放す候補だけど判断がつかない物をそこに入れます。
ただし、この「迷い箱」は溜め込み場所にならないよう、期間を決めて(例えば1ヶ月後、など)必ず見直すルールを追加します。
ステップ4:手放す行動を既存の習慣に組み込む
「毎日ひとつ手放す」ことを忘れないように、すでに身についている習慣に紐づけるのが効果的です。
- 朝、コーヒーを淹れる前にひとつ。
- 帰宅して、鍵を置いた後にひとつ。
- 寝る前に、ベッドに入る前にひとつ。
など、あなたのライフスタイルに合わせて、「○○をしたら、ひとつ手放す」という流れを作ってみましょう。
ステップ5:手放す方法は「捨てる」が基本
手放す方法として最も簡単なのは「捨てる」です。ゴミ箱に直行させる、リサイクルに出すなど、すぐに部屋から物理的に排除できる方法を選びましょう。
フリマアプリで売ったり、誰かに譲ったりすることも手放す方法ですが、それには時間や手間がかかる場合があります。この習慣においては、まず「捨てる」ことを基本とすることで、行動のハードルを低く保つことを優先します。慣れてきたら、他の方法も取り入れるのは良いでしょう。
「毎日ひとつ手放す」習慣を続けるためのヒント
この習慣は、毎日続けることで効果を発揮します。無理なく続けるためのヒントをご紹介します。
- できなくても自分を責めない: 忙しい日や疲れている日は、どうしても「ひとつ」手放せないこともあるかもしれません。そんな日があっても、「まあ、明日やればいいか」と軽く受け流しましょう。完璧を目指す必要はありません。
- 小さな達成感を意識する: 毎日「ひとつ減らせた!」と心の中で唱えたり、カレンダーに印をつけたりするのも良い方法です。小さな成功体験を積み重ねることで、モチベーションを維持できます。
- 部屋の変化を感じる: 毎日少しずつでもモノが減っていくと、部屋の見た目や使いやすさに変化が出てきます。その変化を意識することで、「もっと手放したい」「きれいな状態を保ちたい」という気持ちが高まります。
- 「増やさない習慣」と組み合わせる: 新しくモノを迎える際に、本当に必要か、置き場所はあるか、を考える習慣も同時に意識すると、「毎日ひとつ手放す」効果がさらに高まります。
まとめ:小さな一歩が「溜め込みグセ」をなくす
「毎日ひとつ」だけモノを手放す習慣は、大掛かりな片付けが苦手なズボラさんでも無理なく始められます。完璧を目指さず、目についた物から、シンプルな基準で、既存の習慣に組み込む。この小さな一歩を続けることで、あなたの部屋から少しずつ「溜め込みグセ」の原因となっているモノが減っていきます。
モノが減ると、部屋がスッキリするだけでなく、「何を持っているか」を把握しやすくなり、探し物の時間も減ります。そして、「本当に大切なモノ」や「今の自分に必要なモノ」が何かを見極める判断力も自然と身についていきます。
今日から、あなたの部屋で「毎日ひとつ」だけ、手放せるモノを探してみませんか。その小さな行動が、散らからない心地よい部屋への第一歩となるはずです。