ズボラでも続く!今日の「たった1つ」片付け習慣で達成感を積み重ねるレシピ
部屋をきれいにしたい。でも、片付けがどうしても続かない…
毎日仕事で疲れて帰ってくると、部屋が散らかっていても見て見ぬふり。週末にまとめてやろうと思っても、結局疲れて何もできず、また次の週を迎える。そんな日々を過ごしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
片付けが苦手、面倒くさい、どこから手をつけて良いか分からない…。その気持ち、よく分かります。完璧にきれいにしようと思うと、途方もなく感じてしまって、結局何も始められない、ということも多いかと思います。
でも、もし「たった1つ」の場所やモノにだけ焦点を当てて片付けるとしたら、どうでしょうか。今日お伝えするのは、ズボラさんでも無理なく続けられる「たった1つ」片付け習慣のレシピです。小さな一歩で達成感を積み重ね、気づけば部屋が少しずつ整っていく仕組みを作ります。
なぜ片付けは続かないのか?「たった1つ」が効果的な理由
片付けが続かない理由の一つに、「完璧を目指しすぎる」という点があります。部屋全体を一度にきれいにしようと思うと、時間も体力も必要で、始める前から億劫になってしまいます。また、せっかく頑張っても、すぐに元に戻ってしまうと、「やっても無駄だ」と感じてしまい、モチベーションが維持できません。
ここで提案する「たった1つ」の片付け習慣は、こうした問題を解決します。
- ハードルが低い: 部屋全体ではなく、「引き出し1段」や「テーブルの上」など、ごく限られた範囲だけを対象にします。これなら「5分だけやってみようかな」と、気軽に始められます。
- すぐに成果が見える: 小さな範囲でも、片付けが終わればその場所は確実にきれいになります。この「きれいになった」という変化をすぐに実感できます。
- 達成感を得やすい: 短時間で終わるタスクなので、「できた!」という達成感を得やすいです。この成功体験が、次の片付けへの意欲につながります。
今日から始める!「たった1つ」片付け習慣レシピ
具体的なステップをご紹介します。
ステップ1: 今日の「たった1つ」を決める
まず、今日片付ける「たった1つ」の場所やモノを決めます。最初は、特に散らかっていて気になっている場所や、すぐに片付けられそうな小さな場所を選ぶのがおすすめです。
- 場所の例:
- 玄関の靴を1足だけしまう
- テーブルの上の書類を1枚だけ片付ける
- 引き出しの1段だけ整理する
- 床に置いてあるモノを1つだけ指定席に戻す
- 読み終わった本を1冊だけ本棚に戻す
- モノの例:
- 今日着て脱いだ服を洗濯カゴに入れる
- 飲み終わったペットボトルを洗って捨てる準備をする
- 机の上のペン立てだけを整える
ポイントは、「これなら絶対できる」と思えるくらい小さな範囲に絞ることです。「部屋全体」ではなく、「この棚のこのスペースだけ」のように具体的に決めます。
ステップ2: タイマーをセットする(おすすめ)
もし時間に余裕があれば、タイマーを3分や5分など短くセットしてみましょう。時間を区切ることで、集中して取り組めますし、「終わり」が見えていると、より気軽に始められます。タイマーが鳴ったら、たとえ途中でも終了して構いません。
ステップ3: 決めた「たった1つ」を実行する
ステップ1で決めた場所やモノに対して、片付けのアクションを実行します。
- モノを元の場所に戻す
- 不要なモノを一時的にまとめておく
- 積んであるモノを立ててみる
など、簡単なアクションで大丈夫です。このステップの目的は、完璧な整理収納ではなく、「たった1つ」でも現状を変えることです。
ステップ4: 「できた!」を実感する
片付けが終わったら、その場所を眺めてみましょう。「おお、少しスッキリしたな」と感じるはずです。もし可能であれば、片付けた場所の写真を撮ってみるのもおすすめです。後で見返したときに、少しずつきれいになっている変化を感じられます。
この「できた!」という小さな達成感を意識的に感じることが、習慣を続ける上で非常に重要です。自分を褒めてあげてください。
「たった1つ」習慣を続けるためのヒント
この習慣を無理なく続けるために、いくつかヒントをご紹介します。
- 毎日のルーティンに組み込む: 「歯磨きの後」「朝起きてすぐ」「帰宅してコートを脱いだ後」など、すでに習慣になっている行動とセットで実行すると、忘れにくくなります。
- 「たった1つ」リストを作る: 最初は何を片付けようか迷うかもしれません。あらかじめ「机の上」「本棚」「靴箱」など、「たった1つ」にしやすい場所やモノのリストを作っておくと、スムーズに始められます。
- やらない日があってもOK: 毎日続けるのが理想ですが、疲れている日や忙しい日があっても大丈夫です。「今日はできなかったな」と思っても、自分を責めないでください。次の日にまた「たった1つ」を実行すれば良いのです。完璧ではなく、「継続しよう」という気持ちを持つことが大切です。
- 達成感を記録する: メモ帳やスマホのリマインダーアプリなどに「今日の片付け:テーブルの上を片付けた」のように簡単な記録をつけると、自分がどれだけ「できた」かを可視化できます。これもモチベーション維持につながります。
小さな一歩が、やがて大きな変化に
「たった1つ」の片付けは、一つ一つは本当に小さな行動です。しかし、これを毎日続けることで、少しずつ部屋全体が整っていきます。そして何より大切なのは、毎日のように「できた!」という達成感を積み重ねることで、片付けに対する苦手意識が薄れ、前向きな気持ちになれることです。
完璧な部屋を目指す必要はありません。まずは今日、「たった1つ」だけ、片付けをしてみませんか。その小さな一歩が、きっとあなたの部屋と気持ちに、良い変化をもたらしてくれるはずです。