ズボラでも続く!「たった1分」で変わる片付け習慣レシピ
片付けが続かないあなたへ。「たった1分」で部屋が変わる習慣とは
「片付けなきゃ」と思いつつ、気づけば週末も部屋は散らかったまま。一度散らかり始めると、どこから手をつけて良いか分からなくなり、ますますやる気がなくなってしまう。そんな経験はありませんか。
都内で一人暮らしをしていると、仕事で疲れて帰宅し、休日もあれこれ予定があると、まとまった片付けの時間を取るのは難しいものです。ましてや、「完璧に片付けるぞ!」と意気込んでも、一度挫折すると「やっぱり自分には無理だ」と諦めてしまうかもしれません。
このサイトでは、そんな片付けが苦手な方、特に「ズボラさん」でも無理なく続けられる「散らからない部屋」の仕組み作りや習慣化の方法を「レシピ」としてご紹介しています。
今回の「レシピ」は、「たった1分」という短い時間でできる片付け習慣です。「1分で何が変わるの?」と思うかもしれませんが、侮ってはいけません。この「たった1分」の行動が、あなたの部屋を、そして片付けに対する気持ちを大きく変える可能性があります。
なぜ「たった1分」がズボラさんに効くのか?
多くの人が片付けでつまずく理由は、「時間がかかる」「面倒くさい」という心理的なハードルが高いからです。しかし、「たった1分」であれば、脳はあまり抵抗を感じません。
- ハードルが極めて低い: 「1分だけならやってみようかな」と思えます。
- 始めるハードルを下げる: 壮大な計画を立てる必要がなく、「まず1分」から始められます。
- 小さな成功体験の積み重ね: 「できた!」という小さな達成感が、次の行動へのモチベーションにつながります。
- 「ついで」にしやすい: 日常のあらゆる行動に「1分片付け」を組み合わせやすくなります。
この「たった1分」の積み重ねこそが、ズボラさんにとって無理なく続けられる片付け習慣の鍵となるのです。
今日からできる!ズボラさんのための「1分片付け習慣」レシピ
では具体的に、どのようなことを「1分」で済ませられるのでしょうか。日常の様々なシーンで実践できる簡単な「レシピ」をご紹介します。
レシピ1:使った物を「ちょい戻し」する
手に取った物を元の場所に戻す、ただそれだけです。例えば、
- 読み終えた本を本棚に戻す
- リモコンを定位置に戻す
- 使ったブランケットをたたむ(または軽く整える)
- 飲み終わったコップをシンクへ持っていく
これらはどれも1分もかかりません。「後でやろう」と思わず、「使ったらすぐ(またはすぐに)」を意識してみてください。
レシピ2:一時置きを「しない」工夫をする
帰宅後、つい玄関やテーブルの上に物を置いてしまう習慣はありませんか。郵便物、鍵、バッグ、脱いだ上着などです。
- 郵便物: 帰宅したら郵便受けからすぐに持ち込み、テーブルなどに一時置きせず、すぐに内容を確認して不要なものは捨てる、必要なものは指定の場所(書類ケースなど)に入れる。
- 鍵: 玄関に鍵の一時置き場(フックや小皿)を作る。
- バッグ: 帰宅したらすぐに指定の場所(フックやバッグ置き場)へ。
- 上着: ハンガーにかける習慣をつける。
これらを「帰宅動線」の中で済ませるように意識すると、1分以内で完結できます。床やテーブルに物が積もるのを防ぐ効果があります。
レシピ3:溜まりがちな小物を「1つだけ」片付ける
引き出しの中、棚の上など、気づくと細かい物が散乱している場所はありませんか。
- 引き出しを開けて、一番手前にある不要なペンを1本捨てる。
- テーブルの上のレシートを1枚捨てる。
- 読み終えたチラシを1枚捨てる。
「全部片付ける」のではなく、「1つだけ」に絞るのがポイントです。1つだけなら1分でできます。
レシピ4:床に直置きしない習慣をつける
床に物を置いてしまうと、部屋が狭く見えるだけでなく、掃除もしにくくなります。
- 脱いだパジャマをすぐに洗濯機に入れる。
- 翌日着る服をハンガーにかけておく。
- バッグやリュックを床ではなく指定の場所へ。
これらを意識するだけで、床面積が広がり、部屋がスッキリ見えます。
レシピ5:寝る前に「テーブルの上だけ」リセットする
その日使った物で散らかりがちなのがテーブルです。
- テーブルの上の本、雑誌、コップ、書類などを元の場所に戻す。
- 食事の後の食器をシンクに持っていく(洗うのは1分では難しいかもしれませんが、せめてシンクへ)。
寝る前にテーブルの上を空にする習慣をつけるだけで、翌朝気持ちよく一日を始められます。
レシピ6:脱いだ服を「ハンガーにかける/洗濯カゴに入れる」
ソファや椅子に脱ぎっぱなしにしてしまう服は、散らかりの原因になりがちです。
- 一度着たがすぐには洗わない服は、決まったハンガーにかける。
- 洗う服はすぐに洗濯カゴに入れる。
一時的な服の置き場所を決めておくことで、脱ぎっぱなしを防ぎます。
「たった1分」片付けを続けるためのコツ
「1分ならできる!」と思っても、習慣にするのは簡単ではないかもしれません。ここでは、さらに習慣化を後押しするコツをご紹介します。
- 完璧を目指さない: 毎日できなくても気にしないことです。「今日はできた!」という日を増やしていく意識が大切です。
- 「ついでに」を意識する: 歯磨きのついでに洗面台を拭く、コーヒーを淹れるついでにテーブルを片付けるなど、既存の習慣に組み込むと忘れにくいです。
- 場所や時間を固定しない: 必ずこの時間にやる、と決めすぎると、その時間にできなかったときに挫折しやすくなります。「気づいたときに1分」という柔軟な姿勢がズボラさんには向いています。
- 可視化してみる: 片付けた場所の写真を撮ってみる、簡単なチェックリストを作るなど、「できたこと」を目に見える形にするとモチベーションが維持しやすくなります。
- 小さな変化を楽しむ: 部屋全体が劇的に変わらなくても、片付いた一角、スッキリしたテーブルなど、小さな変化に目を向けてみましょう。
まとめ:「たった1分」の積み重ねが、散らからない部屋を作る
片付けは、一度に完璧にやろうとすると大きな負担に感じてしまいます。しかし、「たった1分」であれば、忙しい日でも、疲れている日でも、きっと実践できるはずです。
ここで紹介した「1分片付け習慣」レシピは、あくまで一例です。あなた自身の生活スタイルに合わせて、無理なく続けられる「たった1分」の行動を見つけてみてください。
「1分」はとても短い時間ですが、毎日続ければ30分、1年では6時間にもなります。この積み重ねが、気づけば部屋が散らかりにくくなっている、以前より片付けへの抵抗感がなくなっている、という変化をもたらしてくれます。
「ズボラだから」「時間がないから」と諦めず、「たった1分」から、心地よい部屋作りを始めてみませんか。