たたむのが苦手でも続く!ズボラさんの服片付け習慣レシピ
服の片付け、なぜ続かない?ズボラさんのための新習慣
「疲れて帰ってきても、服をたたむのが面倒くさい」 「クローゼットはパンパンなのに、着る服がない気がする」 「とりあえずベッドの上に置いたら、どんどん積み上がっていく」
そんな経験はありませんか?都内で忙しく働くあなたにとって、服の片付けは後回しになりがちな家事の一つかもしれません。特に「たたむ」という作業は、時間も手間もかかるため、つい避けて通りたくなります。
しかし、服が散らかっていると、朝の身支度に時間がかかったり、探したい服が見つからなかったり、何となく落ち着かない気持ちになったりします。
このサイトでは、「片付けが続かないあなたへ。無理なく続けられる「散らからない部屋」の仕組み作りレシピ集」というコンセプトに基づき、ズボラさんでも心理的なハードルなく始められ、続けられる服の片付け習慣を具体的な「レシピ」としてご紹介します。完璧を目指さず、「これならできるかも」と思えることから、ぜひ試してみてください。
ズボラさんが服の片付けに挫折するワケ
服の片付けが続かないのは、あなたのせいではありません。ズボラさんが服の片付けでつまずきやすいポイントはいくつかあります。
- 量が多すぎる: どれだけ片付けても、収納スペースに入りきらないほど量があると、やる気が失せてしまいます。
- 「たたむ」のが面倒: 一枚一枚きれいにたたむ作業は、時間も集中力も必要とします。これが最大のハードルと感じる人も多いでしょう。
- 捨てる判断が難しい: 「いつか着るかも」「高かったから」など、服には思い入れがあり、手放す判断に時間がかかります。
- 「あとでいいや」が積み重なる: 脱いだ服、洗濯した服、買った服などを「一時置き」する場所があると、そこが散らかりの温床になります。
- 収納方法が合っていない: たたむ収納が合わないのに無理していたり、物の定位置が決まっていなかったりすると、すぐに元に戻ってしまいます。
これらの挫折ポイントを乗り越えるためには、「頑張って片付ける」のではなく、「無理なく片付く仕組み」と「簡単な習慣」を取り入れることが重要です。
【ズボラさん向け】服の片付けを「無理なく」始めるステップ
まずは「全部きれいにしよう」と思わないことが大切です。小さな一歩から始めましょう。
- 「小さな場所」を一つ決める: クローゼット全体ではなく、「引き出し一つ」「ハンガーラックの一部」「読み終わった雑誌が積んである場所」など、一番気になっている、かつ短時間で終わりそうな小さな場所を選びます。今回は服の片付けなので、「靴下や下着の引き出し一つ」など、量が少ない場所から始めるのがおすすめです。
- 中身を一旦出す(少量ならそのままでもOK): 選んだ場所の中身を全て出します。量が少ない場合は、引き出しを開けたままでも構いません。
- 必要なもの・不要なものにざっくり分ける: 一つ一つ手に取り、「これは必要か?」と自分に問いかけます。判断に迷うものは「保留」として別の箱(保留ボックス)に入れます。完璧に分けようとせず、迷ったら保留、着ていないものは不要かも、くらいの気持ちでOKです。
- 判断の目安: 1年以上着ていないか?今後着るイメージが湧くか?
- 不要なものを仮置きする: 不要と判断したものは、すぐに捨てるのが難しければ、とりあえず袋や箱にまとめ、部屋の隅に仮置きします。すぐに捨てなくても大丈夫です。
- 必要なものを戻す(工夫をしながら): 必要と判断したものを元の場所に戻します。この時、後述する「ズボラさんのためのしまい方レシピ」を参考に、たたまない方法や簡単な方法を取り入れてみましょう。
このステップを、選んだ「小さな場所」だけで完了させます。たったこれだけでも、「できた!」という達成感を得られ、次の場所にも取り組むモチベーションにつながります。
たたむのが苦手でもOK!ズボラさんのための服片付け習慣レシピ
ズボラさんが服の片付けを続けるための具体的な「レシピ」です。
レシピ1:たたまない&超簡単にたたむ方法を活用する
「たたむ」作業自体が面倒なら、たたまない収納をメインにしましょう。
- 吊るす収納: ハンガーにかけるだけなので、最も手間がかかりません。トップス、ボトムス、ワンピースなど、吊るせるものは全て吊るすのがおすすめです。クリーニング店のハンガーではなく、統一した滑りにくいハンガーに変えるだけで、見た目もスッキリし、服も選びやすくなります。
- ポイポイ収納: Tシャツや部屋着、タオルなど、シワがあまり気にならないものや使用頻度の高いものは、カゴやボックスにざっくり入れるだけの「ポイポイ収納」にします。たたむ手間が省け、戻すのも簡単です。ただし、入れすぎると崩れるので、適度な量にしましょう。
- 超簡単なたたみ方: どうしてもたたむ必要があるもの(引き出しにしまう下着や靴下など)は、きれいに形を整える必要はありません。二つ折りや丸めるなど、最低限コンパクトになるようにたたむだけで十分です。
レシピ2:服の「一時置き」問題に終止符を打つ仕組みを作る
脱いだ服や買ってきた服をベッドや椅子に「一時置き」してしまうのが散らかりの原因。これを防ぐ仕組みを作ります。
- 指定席を作る: 脱いだ部屋着や一度着た服を置いておくための「一時置きハンガー」や「一時置きバスケット」を部屋に用意します。特定の場所を決めることで、無造作に置くのを防げます。
- 帰宅後のルーティンに組み込む: 帰宅したら、アウターをハンガーにかける、バッグの中身を定位置に戻す、といった簡単なルーティンを作り、その流れで着ていた服も指定席に置く、洗うものと分ける、といったアクションを組み込みます。
- 洗濯物の「あとで」をなくす: 洗濯が終わったら、乾燥機を使うか、すぐに干す場所へ持っていく、乾いたらすぐに取り込む場所を決めるなど、洗濯関連の服の一時停止場所をなくす工夫をします。
レシピ3:散らかりにくい「服の定位置」を決める
全ての服に住所を決めることで、「あれどこ?」がなくなるだけでなく、使ったら戻す習慣が身につきやすくなります。
- 使う場所の近く: パジャマはベッドの近く、部屋着はくつろぐスペースの近く、仕事服は朝の支度動線の近くなど、使う場所の近くに収納場所を決めます。
- 使う頻度で分ける: よく着る服は手前や取り出しやすい場所に、季節外れの服やあまり着ない服は奥や上の段にしまいます。これで日々の出し入れがラクになります。
- 写真に撮る: 物の定位置を決めたら、引き出しの中やクローゼットの一部を写真に撮っておくと、どこに何をしまうか忘れません。
レシピ4:少しずつ、短い時間で取り組む習慣
片付けを「特別なこと」にせず、日常の中に自然と組み込むのが継続のコツです。
- 1日5分ルール: 「毎日夜寝る前に5分だけ、目についた服を2〜3枚片付ける」など、短い時間で終わる目標を設定します。これなら忙しくても続けやすいでしょう。
- 「ついで」を活用: テレビを見ながら靴下をたたむ、洗濯物を取り込むついでに定位置に戻すなど、何か別の行動とセットにして行います。
- ゲーム感覚を取り入れる: 「タイマーを5分セットして、その間に何枚たためるか(あるいは吊るせるか)チャレンジ」など、遊び心を取り入れると、モチベーションが維持しやすくなります。
続けられなかったら?自分を責めないことが大切
今回ご紹介したレシピも、全てを完璧にこなす必要はありません。もし「今日はできなかったな」という日があっても、自分を責めないでください。ズボラさんにとって一番大切なのは、「また明日やればいいや」と気軽に再開できることです。
完璧な部屋を目指すのではなく、「前より少し散らからなくなったかな?」「探したい服が見つかりやすくなったな」といった小さな変化を大切にしましょう。
まとめ:ズボラでも「散らからない服」は叶えられる
服の片付けは、たたむのが苦手でも、量が多すぎて大変だと感じていても、工夫次第で無理なく続けることができます。
- 完璧を目指さず、小さな場所から、短い時間で始める。
- たたまない収納や簡単なたたみ方を活用する。
- 服の一時置き場所や定位置を決めて、散らかりの元を断つ。
- 「ついで」や短い時間を活用し、日常の中に片付けを組み込む。
ご紹介したレシピの中から、あなたにとって一番ハードルが低く、試せそうなものを選んで、今日から一つだけ始めてみませんか?少しの変化が、心地よい部屋と心につながっていくはずです。