靴を脱いだら〇〇するだけ!ズボラさんの「帰宅後すぐ」片付け習慣
疲れて帰った後、部屋は散らかり放題...そんなあなたへ
一日仕事をして、クタクタになって帰宅。 「やっと家だ...」とホッとしたのも束の間、脱ぎっぱなしのコート、置きっぱなしのカバン、テーブルの上の郵便物など、目に入る物の散らかりに、さらに疲れてしまう。
片付けなきゃいけないのは分かっているけれど、もう気力がない。明日やろう、と結局そのままにしてしまい、どんどん物が溜まっていく。
都内で一人暮らしをしている20代後半の会社員であるあなたも、きっとこんな経験があるのではないでしょうか。
「片付けが続かない」「面倒くさい」「どこから始めれば良いか分からない」と感じているあなたに、今回は疲れていても、ズボラでも、無理なく続けられる「帰宅後すぐ」の片付け習慣をご紹介します。
それは、「靴を脱いだら、たった〇〇するだけ」という、驚くほど小さな一歩です。
散らかりの原因は「帰宅後すぐの放置」にある
部屋が散らかる大きな原因の一つに、「使った物を元の場所に戻さない」「とりあえず適当な場所に置いてしまう」という行動があります。特に疲れている時は、「あとでやろう」という気持ちになりやすく、帰宅後すぐにカバンを床に置いたり、郵便物をテーブルに置きっぱなしにしたりしてしまいがちです。
この「とりあえず置き」や「放置」が積み重なることで、部屋はあっという間に散らかっていきます。そして、散らかれば散らかるほど、片付けを始めるのがさらに面倒になる、という悪循環に陥ってしまいます。
ズボラでも続く!「靴を脱いだら〇〇するだけ」習慣レシピ
この悪循環を断ち切るには、気力がある時にまとめて片付けるのではなく、散らかり始める「最初の一歩」を防ぐことが重要です。
そこで提案したいのが、帰宅して「靴を脱ぐ」という、必ず行う行動に紐づけた、超簡単な片付け習慣です。
やることは、たったこれだけです。
レシピ:靴を脱いだら「手ぶら」になるまで何か一つ処理する
靴を脱いで玄関に立ったその場で、手に持っている物や、身につけている物の中で、「たった一つ」で良いので、適切な場所に戻すか、一時置き場に置くという行動を組み込みます。
例えば、
- 手に持っている郵便物: 玄関に設置したポストや一時置き場に入れる。
- コンビニの袋: 中身を出し、袋はたたんで定位置(例:ゴミ箱や保管場所)へ。
- 脱いだ上着(コートやジャケット): ハンガーにかけてクローゼットまたは指定の一時掛け場所にかける。
- カバン: 所定の置き場所(フックや棚の上など)に置く。もし気力があれば、財布や鍵、スマホなど最低限必要な物だけを取り出して、それぞれの定位置に戻す。
ポイントは、「靴を脱ぐ」という必ず行う動作の「直後」にセットすること。 考える隙を与えず、ほぼ無意識で行えるレベルの単純な行動に絞ります。
なぜこの習慣がズボラさんでも続くのか?
- ハードルが極めて低い: 「たった一つ」の簡単な動作だから、疲れていても「これくらいならできる」と感じやすいです。
- 必ず行う行動に紐づいている: 靴を脱ぐのは帰宅したら必ず行うことなので、思い出しやすく、習慣化しやすいです。
- 後回しにしないメリットが大きい: 帰宅後すぐに最小限の処理をするだけで、「とりあえず置き」が減り、その後の散らかりを予防できます。結果的に、後からまとめて片付ける大変さを軽減できます。
- 達成感がある: 疲れている中で「一つだけできた」という小さな成功体験が、継続のモチベーションにつながります。
習慣化のための追加ヒント
- まずは一つだけ決める: 一度に全てをやろうとせず、「靴を脱いだら、コートをハンガーにかける」など、一番簡単にできること、あるいは一番散らかりがちなことから一つだけ始めてみてください。
- 定位置を明確にする: 「どこに置くか」が決まっていないと、「とりあえず置き」が発生します。郵便物の一時置き場、コートの一時掛けなど、それぞれの「とりあえずの定位置」を決めておきましょう。
- 完璧を目指さない: 毎日できなくても気に病まないでください。「今日は疲れているから無理」という日があっても大丈夫です。また明日から再開すれば良いのです。
- 環境を整える: 玄関近くに一時置き用のバスケットを置く、壁にフックを取り付けるなど、行動をスムーズにするための工夫も有効です(賃貸でも使える方法もたくさんあります)。
小さな一歩が「散らからない部屋」への第一歩
「靴を脱いだら〇〇するだけ」という習慣は、とても小さく、簡単に見えるかもしれません。しかし、この「帰宅後すぐ」のたった一つの行動が、「とりあえず置き」による散らかりを大きく減らし、部屋をキレイに保つための強力な一歩となります。
完璧な部屋を目指す必要はありません。まずは帰宅後、靴を脱いだ直後の「小さな一つ」から始めてみてください。その小さな習慣が、あなたの部屋を、そしてあなた自身の気持ちを、少しずつ変えてくれるはずです。
疲れたあなたでも無理なく続けられる、あなたのための「帰宅後すぐ」片付け習慣を、今日から始めてみませんか。